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【目次】

・Vol.1 上海碧海金沙水上楽園
・Vol.2 上海市軽紡市場

・Vol.3 上海馬戯城・動物雑技
・Vol.4 静安区巨鹿路・錦綉紡

・Vol.5 澳門路・食器市場
・Vol.6 銅川路・水産市場

・Vol.7 魯迅公園
・Vol.8 新天地
・Vol.9 上海一の骨董品街
・Vol.10 中国の電力不足
・Vol.11 虹橋国際真珠城
・Vol.12 安福路を訪ねて
・Vol.13 上海国際サーキット
・Vol.14 上海のサロン
・Vol.15 アジア最高級〜上海ヒルズ



 魯迅公園を訪ねて・・

 暖かくなると同時に花々が咲き誇り新緑の青々とした樹木が広がる上海で最も有名な公園の一つ、それが魯迅公園です。

 旧日本租界に位置し、中国近大文学の父と呼ばれる「魯迅」を記念して作られた魯迅記念館が公園内に、そして歩いて数分の住宅地に最晩年を過ごした彼の旧家もあり、魯迅に最もゆかりが深い場所と言えるでしょう。

  

 1881年浙江省紹興に生まれ、本名は周樹人、ペンネームである「魯迅」の「」は母親の姓だそうです。1936年に死去するまで、彼は文筆活動を通じて社会の悪と戦い、その一生は波乱で幕を閉じました。

 代表作に「阿Q正伝」、「狂人日記」など。

 特に狂人日記はわずか15頁の短編ながら近代中国文学の最高傑作ともいわれ、被害妄想に駆られている狂人の心理を実にリアルに描写しており、それは彼自身の若い頃の日本の仙台医専(東北大学医学部)に留学した経験から生まれたものでしょう。

  彼は文学者であると同時に激しい革命思想家でもあり、それを称えるためか公園内の墓碑に刻まれた「魯迅先生之墓」の文字は毛沢東の筆により、また記念館の館名は周恩来の筆によるものとのこと。

  その波乱に満ちた人生、激しい革命家としての彼を記念する公園も、今は静かな時間が流れています。

 休日には人並みで賑わいますが、あちこちで人垣があらわれ、歌や楽器を楽しむ人たち、バトミントンなどのスポーツを楽しむ人たち、また世相談義なのか活発に何かを議論している人たちなどそこかしこに見られ、中国の人たちはずっとこうして休日を過ごしていたのかと、何か懐かしいものを感じさせてくれます。

 また湖も広大で、貸し出し用のボートで家族、恋人達が仲つつましく行き交うと思えば、ボートは電動モーターで調整するらしく、橋をくぐる時にはアタフタして岸に突進、悲鳴が聞こえてきてスリル満点のようです。

 日本では考えられない様子が思わずプッと笑っちゃいます。

 その様子を辺で見ている人々、釣りをしている人。

 またここの湖では、ビニールボールの中に入って、水面を浮遊する遊びも子供達には大人気でチケット売り場は列ができる程。

  夏になる前に体験したいものです。重量制限があるので、子供のみですけどね。 どこの公園でも同じ風景を目にしますが、ここ散歩道の路上でも、水と筆を持ったおじさんが突如として現れ何やら漢詩を書き始めます。

  また、扇子に李白の漢詩、般若心経を書くおじさん、卵の殻に彫刻する人、芸術あふれる公園内です。

  今や、公園ではお年寄り、家族の憩いの場であり、上海の人々の日常生活が見られる場所です。

 

 

魯迅公園

上海市虹口区四川北路2288号
電話:021-5666-7122
交通:地下鉄3号線「東宝興路」駅下車、四川北路を左折し徒歩約5分
営業時間:5:00〜17:00 


 

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