9月10日17:30、ようやく仕事が終わりそうになった時、急に気がついた。そうだ、明日の日曜日は予定が何も入っていない。ちょっとばたばたしていたので、日曜日のことまったく意識に無かった。では、たまには気分転換に小旅行でも行きたいな
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龍井村の農家 |
・・・今からいけるところといっても杭州くらいだなと思い時刻表をめくると、19:11発の列車がある・・・
ええぃ、行っちゃおう!
切符も難なく買え、列車に乗り込む。今回は軟座車にしてみたけど、この2階建て車両、硬座とあまり変わらない。ちょっと席が広いくらい。料金は軟座が40元、硬座が25元。この列車空いていたので硬座でよかったかな〜と思ったりする。
定刻19:11よりなぜか1分早く19:10出発。
車内の売店に行くとカップラーメンと八宝粥、あとはお菓子しか売っていない。おなかが空いてしまうからカップラーメンを買って席に戻る。車両の端に給湯設備があるのが中国の列車の良いところ。お湯を入れて席でラーメンを食べる。
杭州駅には定刻到着。タクシー乗り場はすごい行列だったが、待つことが出来ないせっかちな人たちがどんどん列からはずれ結局10分くらい並んだだけでタクシーに乗ることが出来た。
10分ほどでホテルに到着、おやすみなさい。明日は何をしようかな・・・
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犬も雨でどろんこ |
9月11日6時半ごろ目が覚める。表を見ると大雨!かばんの中に折りたたみ傘はあるが、西湖の周りをレンタサイクルで回ろうかと思っていたことは出来ないなぁ。
先に帰りの列車の切符を買ってしまい、駅の荷物預かり所に手荷物を預け、身軽になる。ちょうど駅前から霊隠寺まで行くバス、Y2線が客引きしているので乗り込んだ。レトロな感じの観光バスだ。車内に入ると木製ダブルルーフの車内なのにテレビがあって歌番組を放送している。このあたりが中国の良く訳がわからないところだ。運賃は3元。杭州駅から西湖のほとりを通って霊隠寺まで運行している。
一番前の席が空いているのでそこに座る。10分ほどするとバスガイドが乗車して発車。小雨がぱらつく中、西湖を右手に見ながらバスは走る。木々の緑と湖、天気が悪いから灰色の水面、でも、しっとりとしてよい風情。ちょっと日本の景色を思い出す。
乾燥しているイメージの上海に比べて杭州のみずみずしいこと。蘇州も“水の都”とは呼ばれているが蘇州よりも杭州の方が水の都といえるのではないかなと思ったりする。今日の雨がみずみずしいイメージを与えているのかも知れないが。
結局雨がやまないのでバスの終点、霊隠寺まで行ってしまった。雨がちょっと小ぶりになったのでバスを降りて入り口へ。入り口のそばで岩に彫られた塑像を見た。それから“針のひとさし”と呼ばれる洞窟の天井に見えないくらい小さな穴が開いていてそこから光が漏れてくるものを見た。といっても目の悪い私には見えなかったが。
洞窟を出ると土砂降りの大雨。全然知らなかったのだが台風が近づいているらしい!?だいじょうぶなのか?大雨の中お寺を見学するのもあんまり興味が無いので、ではお茶の産地、龍井村に行ってみようとバス停に戻った。
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山というか畑というか・・・ |
バス停で路線図を見ていると、おばさんが「どこに行くの?」と尋ねる。
「龍井村だ。」というと、「このY1のバスに乗って3つ目の洪春橋で降りて、そこで27のバスに乗り換えなさい。バス停は反対車線だからね。降りたところで待ってちゃダメだよ。」ありがとう、親切なおばさん。
????
親切な中国人〜?
Y1のバスが洪春橋に着いた。反対側のバス停に行く。おばさんが一人バスを待っている。ちょっとしたきっかけで立ち話になった。このおばさんは龍井村の住民で今から家に帰るところらしい。27番のバスがきた。一緒に乗り込む。「お茶を買うなら龍井茶園で降りなさい。そこから先に行ったところに農家がたくさんあるからそこで買うと良いよ。」なんて親切に教えてくれる。???またもや親切なおばちゃん・・・
バスはどんどん山の中に入っていく。山と山の間の小さなスペースを利用して畑を作っている。お茶畑も目に付くようになった。
なんか風景が日本的だなぁ。ビルが林立する上海からちょっとした山があるところに来るとこんなにほっとするものなんだなぁ、なんて思ってみたりする。自然って偉大だなぁ。
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お茶の香りがしそう? |
バスはあえぎながら山を登り、やっと龍井村に到着。雨はどうやら上がったようだ。ちょうど舗装工事をしていてどろどろの龍井村の道。先ほどのおばちゃんが泥道をうまく歩けるよう案内してくれる。
この工事も10月の国慶節前には終了するとの事。道の両側には家が立ち並ぶ。みんなお茶の直売をしているようだ。まるで入間の金子あたりみたい。しかしこのあたりにはお茶畑が無いなぁ。
10分くらい坂を下る。おばちゃんが、「うちがもうすぐだからお茶でも飲んでいかない?いいお茶も一杯あるし、買うんだったら負けとくよ。」やっぱりなぁ。親切だったのは自分の家に連れていてお茶を売ることだったんだな。ま、とリあえずおばちゃんちいってみましょう。家に行った後、この道をまっすぐ行けば4番のバス停にでるからと言われ、また坂を登ってさっきの道に出るよりは、とおばちゃんの言に従う。
坂を下ったところで左手の山の斜面に立派なお茶畑。右手の山は青々とした雑木林。なんと日本にいるツクツクボーシとまったく同じ鳴き声が聞こえる。名栗村あたりにいるのかと錯覚してしまいそう・・・。
でも、おばちゃんちに行ったら現実に引き戻された。最初は孫の写真とか見せてもらって和気藹々。お茶が出てきたのでいくらくらいなのかなぁと思っていたら500g400元!!そりゃ上海のお茶屋で買うよりは安いけど、今回会社帰りに思い立ってきたからお金全然持ってないし買えないっていったら、プイと態度が変わった。「じゃあいいよ」という感じでさっさと出した茶葉を片付け始めた。それじゃ長居してもしょうがないんでおいとましましょう。
皆さんも龍井村に行った際、お茶を買うつもりがないのならばおばちゃんの好意を丁重にお断りしましょうね。
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こんな道を30分です。 |
おばちゃんの言葉を信じて道をまっすぐ歩くが、左右は茶畑だけになり、バス停がある雰囲気がない。前から家族連れが来たのでバス停まではどれくらい?と尋ねたところ、「私たちは30分くらい歩いてきたよ。バス停じゃなくて入り口から。
バス停は入り口からまた歩いて30分くらいじゃないのかな?」入り口?どうやら自然公園みたいなものになっているらしく、その入り口から30分ほど歩いてきてここまで来たそうだ。がーん。腹もめちゃくちゃ減ってきたし、どうすればいいんだ?
結局歩くしかなさそうなので茶畑の中をせっせと歩く。時々沢を渡ったり、ハイキングコースとしては申し分ない。こんなに楽しいハイキングコースを歩けるなんておばちゃんありがとうとおばちゃんに感謝し、ツクツクボーシの鳴き声を聞きながら真剣に歩くこと30分。ようやく九泓亭という建物を発見。ひゃ〜助かった。ゴハンゴハン。
沢を渡り九泓亭に行くと一階はレストラン、2階は喫茶室。
すでに1時を15分ほど過ぎており、おなかも減っているので急いで料理を注文する。杭州にきたのならば“叫化童鶏”を食べなければいけない。これは鶏を蓮の葉で包んで蒸したもの。よく“こじき鶏”と紹介されているが、料理の名前でこじきって入れるのどんなもんだろう?
それから“西湖醋魚”、魚のすっぱい煮。(すっぱいといってもそんなにすっぱくないですよ、酢豚程度です。)その他にも東披肉とか龍井蝦仁とか、杭州のおいしい料理はたくさんあるんだけど、人数が少ないから食べきれないものね。さらにたけのこの炒めとジュンサイスープを頼む。杭州名物づくし、しめて198元。杭州料理は比較的おとなしめの味付けのものがおおく、上品な感じなんですよ。ここの“叫化童鶏”と“西湖醋魚”とてもおいしかった。
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見た目によらずさっぱり味 |
噛まずに下でとろける乞食鳥 |
満腹になったところでさらにバス停に向かう。汽車の時間も迫ってきたし、市内に戻りましょう。
帰りの汽車はほぼ定刻に上海梅龍駅着。
今度は上海を午前に出発する列車で行こう、そうすればもっと時間がたくさんとれますね。そうそう、それからハイキングコースの途中でキャンプ場を発見。あんな空気のいいところでBBQってのもやってみたいと思いました!
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