上海は、市中心部にあたる南京西路。
19世紀末(1910年代)デパートが上海に集中して出現した頃、近代的なデパートが挙って南京路にできあがり、消費の牙城となった上海は、広告文化、映画と花を咲かせ西洋の文化が交じり合い、モダンへと変貌していった。
この南京路沿いには、今ではその頃の風情はなくとも大きなデパートが立ち並んでいます。
その中でも、「中信泰富広場」
この中信泰富広場は、Max Mara, Bally,アルマーニ等のブランドショップ、スターバックスカフェ、マクドナルド、美容院、レストランなどがそれぞれのフロアに入るテナントビルで、近くには梅龍鎮伊勢丹デパートなども立ち並んでいます。
この4階に、” 魚翅撈飯 “ ”ふかひれかけご飯“を美味しく頂けるお店があります。
贅沢気分を味わえ、日本に比べると格安でこの満足感はたまりません。
ランチでは、お手頃な188元コースからあります。
中国料理の代表の一つ、”ふかひれ”は、誰をも唸らせる食感と喉越しの良さで、何と言ってもお肌がぷりっぷりになるほどのコラーゲンたっぷり。
軟骨魚特有の柔らかな、ゼラチン質の食感と、「ふかひれ」という高級珍味を目の前にしただけで、優雅な気持ちへ導いてくれるのです。
不思議ですよね、目の前にふかひれスープが置かれ、アンティークな中国家具に囲まれてのお食事、背筋がピーンとしちゃいます。
中国でふかひれは、魚翅(ユーチー yuchi)
ふかひれ料理といえば、広東省では多くみられる潮州料理というイメージがありますが、19世紀末頃は南京料理の代表的として名を馳せていたようです。
この頃から頻繁に食べられるようになり、モダンへと変貌した上海の南京西路あたりで、19世紀末のコスモポリタンを気取り優雅に至福の一時を味わってみるのも素敵。

中国の歴史を振り返れば、唐代の美人として有名な楊貴妃が美容と健康のため好んで食べていたものと言われています。
楊貴妃の抜けるような肌は、このふかひれによってできたといわれるほど美しかったそうですが、たった一度食べただけでも、その日のうちに肌が潤ったように感じるのです。
濃厚なスープに絡み合ってプリプリのふかひれ!
上に乗せられるモヤシのシャキシャキ感と絶妙な組み合わせで、手が止まりません。

臭みもない澄んだスープも、ふつふつ煮えた土鍋で熱がこもっているので、そ〜っと口に含み味わえば体温も上がり全身の血流も循環、食べ終わるころにはお顔の色もほんのり赤く潤ってるのも分かるぐらいです。
またここの冷菜、「大根の皮」(夢ト皮luo bo pi )は上海食材の一つで、丸い赤大根の皮をちょっぴり甘い黒酢で漬け込んだお漬物、これが絶品です。
濃厚すぎるくらいのふかひれ、食べ続けて飽きがきたときに黒酢のさっぱり感でまた食欲が再燃されるのです。
お好みで、ふかひれスープに赤酢を少しおとしてもすっきりした味を楽しめます。 |